アレルギーはどうして起こるのでしょうか。その仕組みは複雑で、なかなかやっかいです。

私たちの体には、病気の原因となる異物をキャッチして、やっつける自己防御システムがあります。それが免疫です。花粉症もこの免疫に関わっています。

免疫力が弱くなれば風邪をひきやすく、病原体などの外からの異物が体内に入りやすくなります。強いストレスをつけて免疫力が低下すれば、がんにもなりやすいのです。逆に、免疫力が高まりすぎると、反応しなくてもいい刺激にまで過敏に反応してしまいます。免疫システムを細胞のレベルから順々にみていきましょう。

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免疫の主役は白血球。マイクロファージは白血球の中の成分

免疫の主役の一人は、血液中の白血球です。白血球には、好中球、リンパ球、マクロファージ、好酸球、好塩基球という5種類の細胞があって、リンパ球はさらに異なる種類に分けられます。それぞれが役割を分担し、連携しながら病原微生物や異物を破壊しています。

体は病原微生物やウイルスが簡単に侵入しないように、多くのバリアをもっています。侵入してきた微生物を排除するのが、好中球やマクロファージの仕事です。

侵入してきた微生物の数が多すぎて、マクロファージが排除しきれないと病気になります。マクロファージが取り逃がした異物のうち、主に細菌を攻撃するのが顆粒球(かりゅうきゅう)。細菌より小さいウイルスや異物を攻撃するのが、リンパ球です。リンパ球は、顆粒球(かりゅううきゅう)では処理できない微小な異物を抗原として認識し、これを無毒化する抗体とよばれるタンパク質を作って体を守ります。感染症を記憶して、同じ感染症に2度とかからなくしているわけです。この3つが、お互いに連携しながら免疫システムが働いています。

リンパ球の中にあるT細胞のバランスがアトピー発生のカギ

白血球の中にあるリンパ球にあるT細胞は、インターフェロンなどを分泌して直接、病原微生物を攻撃します。

T細胞は、Th1細胞とTh2細胞に分けられ、Th2細胞が過剰に活性化すると、アレルギー反応があらわれるといわれています。Th1細胞が活性化してTh2細胞の働きを抑えれば、アレルギーは抑えられます。さらに、リンパ球が活性化して、癌を抑制したり、感染を予防したり、免疫を調製するサイトカインという物質も作っています。

ちなみに、リンパ球の中には、T細胞、B細胞、NK細胞、NKT細胞などがあり、それぞれ病気や感染を防ぐ需要な役割を果たしています。

T細胞(ウイルスや前がん細胞などを攻撃する)

B細胞(抗体を作ることで異物の働きを抑える)

NK細胞(ウイルス感染細胞やがん細胞を攻撃する)

NKT細胞(全体を監視して、免疫バランスを整える)

 

リンパ球の6割は腸にある!

私たちの病気や感染を防いでくれるリンパ球の6割は腸の中にあります。

食生活がみだれたり、ストレスで腸の状態が悪くなると、リンパ球の働きが悪くなり、T細胞のバランスも崩れてアトピーの症状が出やすくなってしまいます。

アトピーの大きな原因がリンパ球のT細胞(Th1、Th2)のバランスですので、腸の環境を良くすることは、アトピーの根本の改善にとっても大切なことなのです!

腸内環境を良くするビフィズス菌や乳酸菌のサプリは、アトピーの症状の緩和に効果があるのは、このためなのです。

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