ビフィズス菌が減る原因は老化だけじゃない?!

歳をとると、腸が老化して、善玉菌であるビフィズス菌が減って、有害な悪玉菌-ウィルシュ菌や大腸菌が増えてきます。

実は、老化だけではなくて、年齢が若い人でも、病気にかかるとビフィズス菌が減ったり、まったくいなくなってしまうことがあります。ビフィズス菌が減ったところに、抗生物質を飲んだり、点滴で投与すれば、さらに腸内の良い菌も死んでしまいます。(抗生物質は、悪玉菌だけではなく、善玉菌も殺してしまう可能性があります。)

胃潰瘍や胃がんや、大腸がんの患者さんの多くで、ビフィズス菌が減って、悪玉菌が増えて、異常な細菌が増える傾向がみられるそうです。

昨今の腸内細菌の研究結果を見ると、病気になって、善玉菌が減って悪玉菌が減るということもありますが、むしろ、ビフィズス菌が減って、悪い菌、異常な菌が増えることが病気の原因になっている可能性も多いにあります。

実際に、異常な腸内細菌によって引き起こされる病気もあります。クロストリジウム・ディフィシル感染症という病気で、下痢や血性腸炎、倦怠感などを引き起こして、死に至るかたもいる怖い病気です。

しかし、この病気の患者さんに、健康状態のいい(腸内細菌の状態が良いかたの)便を移植すると、あっというまに病気が治ってしまいます。便の移植は今注目されている治療法です。

いかに腸内細菌が全身に影響を与えているかの良い例で、健康な便を移植すれば病気が治ってしまうというのは衝撃ですね。

歳をとれば、善玉菌が減って、病気になりやすいのもこういった理由から、また、若くても、ビフィズス菌がなんらかの原因で減ってしまえば、病気にかかりやすくなるということです。

私たちが食べているものが腸内細菌をつくり、腸内細菌が私たちの心と体を作る。

 

私達の腸内細菌の質を決めているのはずばり、食べ物です。毎日の食べによって、善玉菌優位になるのか、悪玉菌優位になるのかが決まります。

食生活によって腸内環境を良く保つことが長寿や若返りの秘訣なことは間違いありません。

コンビニの食べ物や、カップラーメン、出来合いのもので済ませたり、野菜不足でお肉ばかり食べていて、便秘がちな方が増えていると言われています。そういった生活を続けていると、どんどんお腹の中の善玉菌が減って、病気になりやすい体質になってしまいます。

  1. 免疫細胞の7割は腸に集中している⇒病気を防ぐNK細胞やマイクロファージなどの免疫細胞のほとんどが腸で作られる
  2. 脳は第二の脳⇒腸の環境がうつ病(精神疾患)に深く関わっている

このことから分かるように、病気を防いで心身のバランスを整える中心にあるのが、”腸”です。

年齢ともに減るビフィズス菌を減らないようにする食生活を心掛けたり、サプリやヨーグルトでビフィズス菌をおぎなうことは健康であるためにとても大事です。

肉食中心は病気を増やす?肉食が悪玉菌を増やすメカニズムとは??

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肉食(たんぱく質)中心の食事でガンが増えると言われています。なぜ肉食中心の食生活ではガンや病気になりやすいのでしょうか?

肉にたくさん含まれる、タンパク質は、胃や腸で消化酵素にアミノ酸に分解されます。とともに、腸内の悪玉菌、大腸菌、ウィルシュ菌、ブドウ球菌といった腐敗菌によってタンパク質やアミノ酸はアンモニア、アミン、フェノール、トリプトファン、インドール、硫化水素などの有害物質を作り出してしまいます。

肉類ばかり食べていると、うんちの臭いがきつくなるのはこのためです。

タンパク質から作り出された有害物質の害が恐ろしい!

こうした有害物質は、体に悪影響を及ぼします。血圧を下げる作用(血行不良や低体温、めまいの原因)、逆に血圧をあげてしまうもの、炎症を誘発するもの(口内炎にかりやすくなる)などです。

また、インドール、フェノール、ニトロソ化合物は、発がん性があります。

こういった有害物質が、腸管から吸収されて全身へ運ばれることで、全身へのガンのリスクを高めてしまうことになります。

小児がんに苦しむお子様もいますが、母体で発癌性物質が作られ、血液で全身に送られているとすれば、お子さんがガンになるリスクをもって生まれることも否定できません。

たけしの家庭の医学・腸内フローラ特集の中で紹介されていた、79歳の男性。40代のころにくも膜下出血をわずらったものの、野菜たっぷりの生活習慣に切り替えて生活してきたところ、腸内の環境は善玉菌の割合が異常に多く、いまは健康そのものだそうです。

毎朝家庭菜園でとれたたっぷりの野菜と、納豆、おくら、めかぶ、やまいもの4ネバを毎日召し上がっているとのこと。

善玉菌を育てれば病気が防げる!

有害な物質をつくりだす悪玉菌もいますが、悪玉菌と戦ってくれる善玉菌の存在もあります。免疫細胞(白血球、リンパ球、NK細胞、マイクロファージなどの免疫細胞)を作ることを助けたり、有害な悪玉菌を殺してくれたり、消化吸収を助けてくれる細菌の存在です。

また、悪玉菌が多ければ悪玉菌になり、善玉菌が増えれば善玉菌として働く、日和見菌もいます。

食生活を見直すだけで、最強の自然の予防薬ができ、わたしたちの体の中で病気を防いでくれるということです。