乳酸菌を摂取するタイミングを把握していると、便秘や腸内環境の改善効果もスムーズに出やすくなります。
今回は、多くの女性が悩んでいる「内臓の冷え」の話を踏まえて、乳酸菌サプリメントを摂取する時間帯の話をしていきます。

乳酸菌を飲むタイミングには色々な説がある!

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グリコ乳業では、「ヨーグルトの効果的な食べ方」について研究をしており、データからさまざまな考察をしています。

ヨーグルト摂取において、朝、昼、晩という時間によって変わるものは、「どの時間帯に排便をするか?」という部分だけとなります。

多くの人が気にしている「ヨーグルトによって得られる排便効果」は、どの時間帯に摂取してもきちんと得られる作用となりますので、「絶対にこの時間に食べるべき!」という厳密なルールはないと捉えて良いでしょう。

食後と食前ならどちらが良いですか?

乳酸菌には「胃酸や熱に弱い」というデリケートな性質があるため、食べ物によって胃酸が薄まっている「食後」に食べるのがおすすめです。

胃に何も入っていない食前に食べてしまうと、せっかく摂取した乳酸菌が胃酸に負けて腸に届かないという結果に繋がりますので、どんな時間帯であっても「食後に食べること」を心掛けるようにしてください。

胃酸に強いカプセルでコーティングされている乳酸菌サプリメントの場合は、「状態の良い乳酸菌を腸に届けること」を目的にしていますので、食前・食後関係なく飲める存在となっています。

ヨーグルトを食べる時には「毎日摂ること」を重視して!

ヨーグルトによって腸内環境を改善するには、時間帯よりも「毎日コツコツ食べること」を心掛けるようにしてください。

乳酸菌の腸内滞在時間は48時間~1週間とされているため、毎日新鮮な菌を摂取しなければ、腸の中が「善玉菌不足」となってしまいます。

特にストレスフルな生活習慣によって腸内環境が悪い人は、「悪玉菌が増えやすい環境になっている」と言えますので、サプリメントやヨーグルトから「毎日良質な乳酸菌を摂取すること」が必要となるでしょう。

時間帯やタイミングを意識し過ぎて「ヨーグルトを摂取できない状態を続けること」は、腸内から元気な乳酸菌を不足させてしまう結果に繋がりますので、まずは「毎日必ず食べる」という習慣を確立させるようにしてください。

朝ヨーグルトやスムージーは体を冷やす!?

 

美容サイトや雑誌で紹介されている「朝ヨーグルト」や「朝スムージー」は、美容や健康への害の多い存在として近年注目されるようになりました。

朝ヨーグルトは、「朝の排便を促す」と考えれば確かに理にかなった方法です。

しかし早朝の人間は「体温が下がり、胃腸が冷えた状態」となっているため、そんなタイミングで「冷たいヨーグルトやスムージー」を体に流し込むと、内臓が更に冷えるという悪循環が生じてしまうのです。

朝ヨーグルトや朝スムージーを紹介しているメディアでは、「冷たい飲み物を一気に流し込めば、交感神経が刺激されて体が目覚める!」と書いていますが、それは冷え性と無縁な元気な人だからこそできる習慣と捉えた方が良いでしょう。

日本女性の8割は、冷え性と考えられています。

自分では「冷え性ではない!」と思っている人でも、「隠れ冷え性」となっていることも多いため、「ヨーグルトやスムージーを飲むよりは、温かい味噌汁やスープを飲むこと」が日本人の朝習慣として実践すべき存在と言えそうです。

内臓冷え性について詳しく教えてください!

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下記のような症状に悩む人は、既に「内臓冷え性」になっているかもしれません。

・いつも元気がない
・疲れやすい
・痩せ気味
・顔が青白い
・食欲がない
・体を温めると復活する

内臓冷え性になっている人は、普段の平熱が低いという特徴もあります。

また骨盤周辺の血流が悪いことで、生理不順や生理痛、PMS(月経前症候群)になるケースも非常に多いとされていますので、排卵日以降の不調や憂鬱が続く人は「内臓が冷えていること」を疑った方が良いと言えるでしょう。

また腎臓や肝臓が冷えている人は、代謝が悪く体内の老廃物も排出されにくいため、浮腫みや太りやすさ、大人ニキビなどの肌トラブルが生じることも多いとされています。

内臓の冷えを放置しておくと、ガンや胃潰瘍、生活習慣病などにもかかりやすくなりますので、健康な体であり続けるためにも、「下腹部や骨盤まわりを温める習慣」を付けた方が良さそうです。

「冷えは万病の元」という言葉もありますので、元気で健康な体を手に入れるためには、今行っている「身体を冷やす習慣全般」をやめるべきと言えるでしょう。

腸冷えによって便秘になっている人もいる!

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「乳酸菌を毎日摂取しているのに便秘が全く治らない」という人は、腸の冷えを疑った方が良いかもしれません。

腸の冷えは蠕動運動を低下させ、「便を排出する筋肉の力」を弱めます。

その結果として「乳酸菌を摂取する以上に、宿便によって生じた悪玉菌や毒素が悪影響を及ぼす」という状態に陥るため、せっかく摂取したヨーグルトやサプリメントの効果が出なくなるのです。

腸に限らず体を健康に機能させるには、「温めること」が必要不可欠となりますので、「どんな乳酸菌サプリを飲んでも効かない!」という状況で悩む皆さんは、保温によって腸内環境を高める努力をしてみてください。

腸を温めるメリットが意外と多い!

温めることによって冷えから解放された腸は、蠕動(ぜんどう)運動の向上によって便通が良くなります。

また腸と共に全身の体温が上がると、免疫力や基礎代謝も上がるため、風邪や病気に負けない元気な体が作られていくのです。

この他に腸を温めている女性は幸せホルモン「セロトニン」が多く分泌される傾向がありますので、冷えによってもたらされる日々のイライラから解放されるには、保温も大事なことであると考えて良いでしょう。

腸を温めることによって得られる効果は、「女性に嬉しいものばかり」と言えますので、まずは「朝ヨーグルトをやめること」からスタートしてみてください。

外国人は体が冷えない!

欧米人は、朝ヨーグルトを食べても体が冷えません。しかし、日本人が朝ヨーグルトを食べると、体を冷やしてしまいます。そもそもの体質が違うのです。(私自身が通っている漢方医の先生に伺った内容です。)

四季のある日本は、季節によって大きく湿度や気温が変動するため、自律神経の乱れや冷えが起こりやすい気候となっています。

これに対して欧米は「日本ほどの大きな気温の変化」がないため、日本女性のように体温コントロールの難しさで苦戦をしている人が少ない傾向があるのです。

また欧米と比べて湿度の高い日本の気候は、「体内の余分な水分を吸収することで胃腸の不調を招きやすい」という特徴もありますので、便秘に悩む女性が多いのも納得できることだと言えるでしょう。

アメリカ人女性が着こなしている「ヘソ出しルック」も、冷えと無縁で胃腸が強い欧米人だからこそできるファッションです。

このようなメカニズムから考えても、「日本で住む女性には、気候と体質を考慮した食生活が理想である」と断言できます。

ハリウッドセレブが実践している美容法に惹かれる気持ちもわかりますが、まずは「自分に合っているのか?」という点からアプローチするようにしてください。

近年ではホットヨーグルトを食べる人もいる!

「腸の冷えが体に悪い!」と知っている女性の中には、電子レンジでチンするだけでOKの「ホットヨーグルト」を食べる皆さんもいるようです。

ホットヨーグルトの作り方は非常に簡単で、電子レンジを使って「数十秒から1分温めるだけ」となります。

温めたヨーグルトには「カルシウムの吸収を良くする作用」もあるため、骨粗鬆症予防効果も期待できる存在として注目されるようになりました。

乳酸菌は熱に弱い難点もある!

体に良さそうな印象を受けるホットヨーグルトですが、実際は「乳酸菌が熱によって死んでしまう」という問題があるようです。

乳酸菌は非常に熱に弱いという特性があるため、「60度で30分、100度以上なら数秒で死んでしまう」というデリケートな存在となっています。

電子レンジでホットヨーグルトを作る際には、「乳酸菌の温度がどのぐらいなのか?」のチェックができないため、多くの人が「菌が死んでしまったヨーグルトを食べている」という実情があるのです。

「体を冷やさない」という意味では健康効果の高そうなホットヨーグルトですが、電子レンジを使って調理をしている時点で、「効率良く乳酸菌を摂取できる方法ではない」と言えるでしょう。

身体のことを考えると夜サプリの摂取がおすすめ!

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ここまで「乳酸菌の摂取タイミングと身体の冷え」について詳しく解説してきましたが、如何だったでしょうか?

今回ご紹介したお話をまとめると、下記のとおりになります。

・どの時間帯に乳酸菌を摂取しても排便効果が高まる
・毎日摂取することが重要
・ヨーグルトは食前よりも食後に摂取すべき
・朝ヨーグルトは「腸冷え」によって便秘を招く
・ホットヨーグルトは乳酸菌が死んでいるケースが多い

乳酸菌サプリ愛用者の私がおすすめするのは、「夜のサプリメント摂取」です。

夕食後に乳酸菌を摂取すると、翌朝の便通がスッキリします。

サプリメントはカロリーも気にすることがありませんので、「夜食べたら太るのではないか?」という不安も無い点が大きなメリットだと言えるでしょう。

乳酸菌サプリメントはカプセルでコーティングされているため、胃酸に負けて「腸に届かない」というアクシデントもありません。

自分の体に合った同じ菌を毎日摂れるというメリットもありますので、便通の悪さに悩んでいる方は、ぜひ「乳酸菌サプリメントの夜摂取」を実践してみてください。

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