歯周病菌を殺菌する乳酸菌。

お口の健康、歯の健康にも乳酸菌は効果があるというのは驚きです。

歯磨きをしっかりと行うことが前提ですが、歯磨きの後に乳酸菌のタブレットを口の中で溶かすことで、歯周病の原因菌となるジンバリス菌を殺菌することができます。

乳酸菌は乳酸やバクテリオシンという抗菌物質を出します。この抗菌物質が口の中のジンジバリス菌を殺菌します。

こちらは、「新ビオビオフェルミンS」に含まれるビフィズス菌、アシドフィルス菌、フェカリス菌を歯周病の原因菌、ジンバリス菌とともに試験管に入れたとの結果です。

ビフィズス菌、アシドフィルス菌、フェカリス菌を加えると、24時間後には、ほぼ歯周病菌(ジンバリス菌)が消滅しました。

ビフィズス菌、アシドフィルス菌、フェカリス菌単体よりも、3種類を一緒に加えたほうが、歯周病菌の殺菌効果は高いという結果になりました。(大阪薬科大学 松村瑛子助教授の研究による)

歯周病菌への乳酸菌の効果

 

年齢とともに歯を失う原因のほどんどが、歯周病による歯茎の後退です。

歯磨きの後に乳酸菌を摂りいれるだけで、歯周病を防げるというのは画期的です。

(もちろん、歯磨きで歯周ポケットの汚れや菌を落とすこともとても重要です!)

35歳を超えると8割が歯周病。歯が抜けて入れ歯になる原因にも・・

「8020(ハチマルニイマル)運動」をご存知でしょうか?

8020(ハチマルニイマル)運動とは、”80歳になって20本以上自分の歯を残そう”という啓蒙活動です。

20本以上あることが、食べものをしっかり噛み、おいしく食事ができ、健康でいられるために適切だとのことです。

厚生労働省「8020(ハチマルニイマル)運動」~歯の健康対策のページ

日本歯科医師会「8020(ハチマルニイマル)運動」

当然ながら、歯は、おいしく食べるために大変重要で、おいしく食べることがまさに健康でいるためにとても重要なのですね。

歯を失うことの原因の多くが、歯周病であることを考えると、乳酸菌によって歯周病が死滅するというのはとても興味深いことです。

歯磨きだけではなく、歯磨き後に乳酸菌を口に含む習慣を付けることで将来歯周病で歯が抜けてしまうリスクがぐんと下がるんですね!!

こんな症状が出てきたら歯周病予備軍。歯周病の原因とは

歯周病は大変恐ろしい病気です。

歯垢の奥にいる歯周病菌(ジンバリス菌)が出す酵素は、歯と歯肉をつないでいじん帯を切って骨を溶かして、骨が溶けたことが原因で歯周ポケットができます。

haguki< このような症状があらわれてきたときには、早めの対策が必要です。 しっかり歯磨きをして、歯磨き後に乳酸菌でケアすれば、歯周病の改善は可能です。
歯周病チェックリスト
  • 歯茎に腫れは炎症がある
  • 冷たい水がしみる
  • 歯磨きのときに歯から血がでる
  • 歯茎がやせてきている
  • 歯茎が痛い
  • 歯と歯の間に隙間がある
  • 歯がぐらぐらしている
  • 口臭がある
  • 口の中がねばねばする

虫歯になる原因はミュータンス菌

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一般的に虫歯をつくってしまう菌は虫歯菌として紹介されますが、虫歯菌の正式名称は「ミュータンス菌」などの細菌です。

口の中には300~400種類もの菌が存在していると言われていますが、口の中で悪さをするミュータンス菌の数は人によって異なると言われています。

このミュータンス菌はプラークと呼ばれる歯垢にすみつて強い酸を出します。

ミュータンス菌は糖分の中のグルコースから不溶性グルカンというネバネバした物質を作り、歯にくっつき、口の中で乳酸を作ってしまいます。

ミュータンス菌が作り出した乳酸が歯のエナメル質をとかし、進行すれば虫歯になってしまうというわけです。

歯の表面のエナメル質がとけてしまっても、人間のつばの中のカルシウムやミネラルが、歯の表面を補修してくれる働きがあります。そのため、すぐに虫歯になるわけではありません。

ただし、もともとお口の中のミュータンス菌が多目、唾液の質で再石灰化がすすみづらい、という方もいます。そのような方が「虫歯になりやすい。」「歯を磨いているのに、すぐに虫歯になる」というわけですね。

なぜ乳酸菌が歯周病・虫歯予防に効果があるのか

人間を1本のちくわに例えることは、医学部で人体の教育のためにもちいられているそうです。

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太古の昔にさかのぼれば、もともとは内臓や骨はなく、進化の歴史の中で形成されていったものです。今でも、イソギンチャクのt内臓を持たず、腸と口だけで生きている動物は存在しています。

腸の健康にとって、腸内細菌(悪玉菌、善玉菌、日和見菌=悪玉でも善玉でもない菌)のバランスは重要です。乳酸菌を摂取することで腸内の環境が改善して、炎症が抑えられます。

腸の状態が悪ければ、腸内ポリープ、悪性腫瘍などの腸の病気だけではなく、うつやアトピーの原因にもなります。

腸内は免疫にとって重要な器官であることは周知の事実です。

同じように、口の中にも様々な菌や免疫に必要な物質が存在していて、口の中の悪玉菌が増えれば、菌が繁殖し、炎症が起こり、歯周病が発生します。

実際に口の中には、サプリでも販売されている「ラクトフェリン」もヒトの口の中に存在して、体内に異物が入ることを防ぐ免疫機能として働いています。

歯磨き後に乳酸菌を摂取することで、口の中の状態を良くすることは、歯周病の原因菌の殺菌や口の中の状態を良くして菌に対する免疫をあげることに大変役に立つのです。

乳酸菌は、歯と歯茎をつないでいる靭帯(じんたい)を切ってしまう酵素の活性を抑えます。

歯周病・虫歯・口臭予防のための乳酸菌の使い方

歯周病・虫歯・口臭予防のための乳酸菌の取り入れ方をご紹介していきます。

STEP1①まずは、しっかり歯周ポケットの汚れを落とす歯磨きを行いましょう。

1.毛先を45度にあてます。

力を入れ過ぎないで軽く磨くことがポイント!力を入れ過ぎると、歯茎が傷つきます。

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②左右に1cm~2cmの幅で小刻みに動かします。1か所で20回~30回。

力を入れ過ぎず軽く磨きましょう!

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③奥歯のかみ合わせ部分の表面は、くぼみに合わせて90度で歯ブラシを密着させます。

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④前歯の裏側は歯ブラシのかかをを使って上下に動かして磨きましょう。

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STEP2②バブラシを良く洗って、整腸剤・乳酸菌を付けて磨きましょう

起床時・毎食後・就寝前の計5回、改善が見られたら、回数を減らしても大丈夫です。

口の中で乳酸菌をなめ溶かすだけでもOKですよ!

乳酸菌歯磨き

 ヨーグルトで歯磨きも!?

無糖のヨーグルトを利用した方法もありますが、ヨーグルトには”乳糖”が含まれます。(牛乳にも乳糖が含まれています。)

乳糖は歯を溶かして、虫歯の原因になるため、ヨーグルト歯磨きはあまりおすすめできないですね。

例えば、牛乳を飲んで歯磨きをしないで寝てしまうことを続けると、確実に虫歯になります。これは、乳糖が原因です。

乳糖が虫歯の原因になるかどうかは、専門家の間でも意見が分かれるようですが、ヨーグルトを利用するよりも整腸剤や歯周病予防用のタブレットを利用したほうが安全ですね。

手軽に利用できる乳酸菌

腸と同じように、個人個人で合う合わないがあります。改善が見られないようでしたら、いくつかの整腸薬を試して合う乳酸菌を見つけてみましょう。

ドラックストアで取扱いのある乳酸菌の一例です。

●新ビオフェルミンS(武田薬品工業)

ビフィズス菌・フェーカリス菌・シドフィルス菌

トウモロコシデンプン、デキストリン、乳糖、沈降炭酸カルシウム、アメ粉、白糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム

●新ラクトーンA(アサヒビール)

ビフィズス菌・フェーカリス菌・アシドフィルス菌・ビール酵母

他成分・・硝酸チアミン(ビタミンB1硝酸塩)・リボフラビン(ビタミンB2)・乳糖、ステアリン酸マグネシウム、無水ケイ酸

●ロロンS(わかもと)

ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ロンガム菌散)(ビフィドバクテリウム・ビフィダム菌散)・ラクトミン(ラクトバチルス・アシドフィルス菌散 新分類名:ラクトバチルス・ガッセリ菌散)

他成分・・乳糖水和物、バレイショデンプン、粉末還元麦芽

●強力わかもと(わかもと)

他成分・・アスペルギルス・オリゼーNK菌・乳酸菌培養末・ビール酵母・ビタミンB1・ビタミンB2・ニコチン酸アミド・沈降炭酸カルシウム

●ラッパ整腸剤BF(大幸薬品)

フェカリス菌・アシドフィルス菌・ビフィズス菌・ジメチルポリシロキサン

他成分・・・メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、乳糖、白糖、メチルセルロース、ポリソルベート80、ソルビタン脂肪酸エステル、無水ケイ酸、タルク

●ミヤリサン

宮入菌

他成分・・乳糖、トウモロコシデンプン、タルク、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、白糖

新ビオフェルミンSで試してみようとしたところ・・

試験管の実験でも、歯周病菌と虫歯菌が消滅するという結果が出た、新ビオフェルミンS。

ちょうど細粒タイプがあり、錠剤を砕く手間がなくて歯ブラシにつけて磨けるということで、試してみました。

ビオフェルミンS

 

粉ですので、簡単に歯ブラシに付けられます。

乳酸菌歯磨き

 

綺麗な歯ブラシに粉を付けて・・

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と・・・原料に「アメ粉」とあるではないですか!!!

調べてみると、なんとトウモロコシから取った”糖分”だとのこと!!

糖分を付けて歯磨きをするなんて、キケンすぎますね!!

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歯磨きの後に行いますので、歯に糖分がついたままに・・・

他の整腸薬も調べてみたところ、かなりの割合で”糖”らしき成分が入っています。飲みやすさもあるのでしょうが、腸内で菌が増えるためには、”糖分”が必要です。

菌を増やす目的で糖分が加えてある可能性もあります・・。

歯科用の乳酸菌タブレットや歯磨きが発売されていますので、歯科用を選んだほうが安全です。

歯周病予防専門に研究開発された乳酸菌タブレットや歯磨き粉

ということで、整腸剤ではなく、歯周病予防専門の乳酸菌も開発されていますので、専門の商品を選ぶのも手ですが、いろいろ調査したところ、気になるのは「添加物」です。

LS1乳酸菌の歯周病改善の研究結果

歯周病予防に開発された乳酸菌の中で、代表的な乳酸菌は、LS21(Lactbacills Salivarius ラクトバシルス サリバリウスTI2711)です。

①フレンテインターナショナルのスーパークリッシュ

フレンテインターナショナル・LS1公式サイト

ラインナップがいくつかあるのですが、3000円~6000円とお値段が高めです。

歯周病予防の乳酸菌LS1(スーパークーリッシュ)

成分:澱粉分解物、食物繊維、乳酸菌末、甘味料(キシリトール)、香料、乳化剤、リン酸Ca、 微粒酸化ケイ素、ビタミンE

②ライオンのDENT.SYSTEMA TI2711(TI271=LS1です。)

30日分で、1600円程度です。フレンテインターナショナルの商品より安いですね。

アマゾン>ライオン Systema オーラルヘルスタブレット 90粒 1箱

ライオンのデントシステマ・TI2711

成分:デキストリン、マルチトール、エリスリトール、乳酸粉末、ソルビトール、ショ糖エステル、微粒酸化ケイ素

※ソルビトールは、人工甘味料です。もとはリンゴの密の部分に含まれている甘み成分です。

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市販の整腸剤でも効果がありますが、LS1については、東海大学の古賀泰裕教授によって研究、臨床試験も行われていて、効果が実証されています。

①LS1のジンバリス菌、ミュータンス菌への殺菌作用
  1. 歯周病の原因菌であるジンバリス菌
  2. 虫歯の原因菌であるミュータンス菌

LS1とジンバリス菌を培養したところ、LS1はジンバリス菌よりも増殖して殺菌した。

ミュータンス菌自体は大きな抑制効果はみられなかったものの、ミュータンス菌によって作りだされる虫歯の原因になる溶性グルカンの生産が抑えられた。

(溶性グルカンは粘りのある物質でこのミュータンス菌によって作りだされる溶性グルカンが虫歯の原因となります。)

②LS1の歯周病、虫歯の患者への臨床試験の結果

東海大学の古賀泰裕教授は、57人のヒトボランティアの協力を得てLS1乳酸菌がヒトの歯周病、虫歯にも効果があるのかの実験を行いました。

(1日でLS1菌を1億個摂取、4週間後、8週間後に各種検査)

・歯周病菌(ジンバリス菌)は20分の1に減少

・虫歯菌(ミュータンス菌は減少がないものの、虫歯の原因になる不溶性グルカンは半分に減った

・口の中のPH(ペーハー)は酸性から中性へ、アルカリ性から中性へと、虫歯のできにくい環境へと改善されました。

L8020乳酸菌

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ホンマデッカTVでも紹介されたという、L8020乳酸菌。

広島大学の二川教授によって発見されたヒト由来の乳酸菌です。

特徴は”ヒトの口の中”にいるヒト由来の乳酸菌ということでしょう。虫歯のない子供の口の菌から培養された乳酸菌です。

歯周病菌(ジンジバリス菌)・・・30秒後にほぼ消滅

虫歯菌(ミュータンス菌)・・・L8020乳酸菌と接触後に99.9%減少

歯周病菌もミュータンス菌もほぼ消滅とは、すごい威力です!!

ところが・・アマゾンの口コミを見ると、L8020 の乳酸菌数が少ない、危険な添加物が入っているなど、厳しい意見が・・(!)

防腐剤のブチルパラベンには発がん性が疑われているのだそうです。

森永オーラバリア(口臭対策)

森永が開発した口臭予防対策の乳酸菌です。主な原料はラクトフェリンです。

ラクトフェリンは、母乳や唾液に含まれていて、免疫機能として働いています。つまり外からはいってきた菌を殺菌する働きをします。

生まれたばかりの赤ちゃんは免疫がまだ出来上がってないので、お母さんの母乳には、免疫成分としてラクトフェリンが含まれているのです。

生きた乳酸菌入りの歯磨き、わかもとのアバンビーズ

わかもと 乳酸菌歯磨き アバンビーズ

アバンビーズは、生きた乳酸菌を含む歯磨き粉です。

歯磨き粉に歯周病予防・虫歯予防の乳酸菌がもともと入ってしまっているので手軽に乳酸菌歯磨きができます。

アバンビーズに使用されているWB2000乳酸菌は「生きた乳酸菌」をとりいれられるというのが特徴です。

アバンビーズでの臨床試験の結果では、口臭、虫歯の原因菌のミュータンス菌が減少しているという結果になりました。

歯周病予防に効果がある結果の出たLS1乳酸菌では、虫歯の原因菌のミュータンス菌自体は減少していないので、アバンビーズの”B2000は、虫歯になりやすい、心配な方におすすめですね。

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